生前父は自分が死んだ時には葬儀も挙げないでひっそりと終わらせて

親族が病気で『心筋梗塞』亡くなる無念な気持ち

父は心筋梗塞で死んだのですが、危篤になる間もなくあっという間の出来事でした急に胸をおさえて倒れて、慌てて救急車を呼んだのですが病院についた時にはすでに手遅れでした。健康状態は良いとはいえませんでしたが、あまりに急な出来事だったので本当に驚いてしまいました。あまり苦しむことなく死んでいったことと、すぐに救急車を呼んでそれでもなおかつ間に合わなかったというのは残されたものとしてはまだ救いがあるものでした。

仕方がなかったと言って良いのかはわかりませんが、これで間に合わないのであれば事前に心筋梗塞になることを予期して病院の中にでもいない限り助からなかったでしょうから、これも運命だったのではないかと思います。父が亡くなってからは葬儀の手配などを行わなければならなかったわけですが、家族葬で済ませるということにしました。

生前父は死んだ時には葬儀も挙げないでひっそり

父の最期に挨拶をしたい人もいるでしょうから、どうしようか迷ったのですが生前父は自分が死んだ時には葬儀も挙げないでひっそりと終わらせて欲しいといっていたので最初は葬儀自体は行わないことにしようかと思っていました。しかし、それはさすがに残されたものとしてしっかりとした別れができなかったと後悔が残りそうでしたから、家族葬をすることにしたのです。

父のお墓

結果的にはこれが正解だったようで、急なこともありましたから身内だけで済ませたのは挨拶などの面に関しても気楽で良かったです。これで父の仕事の関係者などがたくさん詰めかけた時には、挨拶をして回るのだけでも大変でしたでしょうからそれがなかっただけでも、本当に気が楽でした。

父が死んでショックの中、外部の人間に対してまともな対応ができたとは思えませんからそれを考えると、家族葬が正解でした。マナー的な面などを考えるとどちらが良かったのかはわかりませんが、自分達にとっても負担が少ないものでしたし父の意向にもそった形となっていましたからこれでよかったのではないかと思います。